UserSet

整合性監視モジュールは、 ディレクトリへの予期しない変更を検索します。, レジストリ値, レジストリキー, サービス, は、, がインストールしたソフトウェア, ポート, グループ, ユーザ, ファイルと、Deep Security Agentの WQL クエリステートメントを処理します。整合性監視を有効化および設定するには、を参照してください。変更監視の設定.

UserSetエレメントはユーザのセットを表します。Windowsシステムでは、システムのローカルユーザで動作します。「ローカル ユーザーとグループ」MMCスナップインで表示されるユーザと同じです。DSAがドメインコントローラ以外で実行されている場合にのみ、これらがローカルユーザになります。UserSetエレメントはドメインコントローラ上のドメインユーザをすべて列挙しますが、これは非常に大きなドメインでは望ましくない場合があります。

UNIXシステムの場合、監視されるユーザは「getpwent_r()」APIおよび「getspnam_r()」APIで返すように設定されたユーザです。

タグ属性

次に示すXML属性はタグ自体の属性であり、変更監視ルールによって監視されるエンティティの属性ではありません。

属性 説明 必須 初期設定値 設定できる値
onChange リアルタイムで監視するかどうかを示します。 いいえ false true、false

エンティティセットの属性

監視可能なエンティティの属性には次のものがあります。

一般属性

  • cannotChangePassword: ユーザにパスワードの変更が許可されているかどうかをtrueまたはfalseで示す。
  • disabled: アカウントが無効になっているかどうかをtrueまたはfalseで示す。Windowsシステムでは、ユーザの「disabled」チェックボックスに反映されます。UNIXシステムでは、ユーザのアカウントが期限切れの場合、またはパスワードが期限切れで変更の猶予期間が経過してしまった場合、これはtrueになります。
  • fullName: ユーザの表示名。
  • groups: ユーザの所属するグループのカンマ区切りのリスト。
  • homeFolder: ホームフォルダまたはホームディレクトリへのパス。
  • lockedOut: ユーザが明確に、またはパスワードの失敗回数超過によって、ロックされているかどうかをtrueまたはfalseで示す。
  • passwordHasExpired: ユーザのパスワードが期限切れかどうかをtrueまたはfalseで示す。Windowsの場合、この属性はWindows XP以降のOSでのみ使用できます(AIXでは使用できません)。
  • passwordLastChanged: 前回ユーザのパスワードが変更された日時のタイムスタンプ。これは、DSAによって1970年1月1日 (UTC) 以降のミリ秒単位で記録されます。この値に基づき、Deep Security Managerはタイムスタンプを現地時間で表します。UNIXプラットフォームでは、この属性は日付までしか表示されないため、タイムスタンプの時間コンポーネントは無意味です(AIXは該当しません)。
  • passwordNeverExpires: 期限切れにならないパスワードかどうかをtrueまたはfalseで示す。
  • user: OSが認識しているユーザ名。たとえば、「Administrator」や「root」があります。

Windowsのみの属性

  • description: ユーザが所属するプライマリグループ。
  • homeDriveLetter: ユーザのホームフォルダとしてネットワーク共有がマッピングされているドライブの文字。
  • logonScript: ユーザがログインするたびに実行されるスクリプトへのパス。
  • profilePath: ローミングまたは必須のWindowsユーザプロファイルが使用されている場合のネットワークパス。

Linuxのみの属性

  • group: ユーザが所属するプライマリグループ。
  • logonShell: ユーザのシェルプロセスへのパス。
  • passwordExpiredDaysBeforeDisabled: ユーザのパスワードが期限切れになり、アカウントが無効になってからの日数(AIXは該当しません)。
  • passwordExpiry: ユーザのアカウントが期限切れになり、アカウントが無効になる日付。
  • passwordExpiryInDays: ユーザのパスワードを変更しなくてはならない日までの残り日数。
  • passwordMinDaysBetweenChanges: パスワードを変更してから次に変更するまでの最小日数。
  • passwordWarningDays: ユーザのパスワードが期限切れになる前に警告を表示する日付。

簡略記法による属性

  • 標準:
    • cannotChangePassword
    • disabled
    • groups
    • homeFolder
    • passwordHasExpired
    • passwordLastChanged
    • passwordNeverExpires
    • user
    • logonScript (Windowsのみ)
    • profilePath (Windowsのみ)
    • group (Linuxのみ)
    • logonShell (Linuxのみ)
    • passwordExpiryInDays (Linuxのみ)
    • passwordMinDaysBetweenChanges (Linuxのみ)

「key」の意味

このkeyはユーザ名です。これは階層型のEntitySetではありません。パターンはユーザ名のみに適用されます。結果として、「**」パターンは適用できません。

次の例は、任意のユーザの作成と削除を監視します(属性は明確に除外されるので、グループメンバーシップは監視対象にはなりません)。

<UserSet>
<Attributes/>
<include key="*" />
</UserSet>

次の例では、「jsmith」アカウントの追加および削除の監視に加え、アカウントのSTANDARD属性に対する変更の監視も行います(特定の属性リストが含まれていない場合、このEntitySetのSTANDARDセットが自動的に含められるためです)。

<UserSet>
<include key="jsmith" />
</UserSet>

サブエレメント

includeとexclude

これらのエレメントに指定できる属性とサブエレメントのincludeの概要は、変更監視ルールの言語を参照してください。

UserSetsのincludeおよびexcludeに固有の属性

これ以外にも、ユーザの各種の属性をincludeおよびexcludeでの監視機能で使用できます。これらの監視では、値とユーザの属性値を比較します。各種属性のプラットフォームサポートに注意してください。すべての属性がプラットフォーム間またはプラットフォームリビジョン間で利用可能であるとはかぎりません。したがって、includeおよびexcludeエレメントを使用したこれらの監視の使用は制限されます。監視機能では、UNIXのglob形式のワイルドカードである「*」および「?」がサポートされ、パスのセパレータまたはその他の文字の正規化は実行されません。監視機能は、属性の値に対する、単純なglob形式のパターン照合です。

  • Disabled: ユーザの無効な属性に対する、trueまたはfalse一致。次の例は、プライマリグループに「user」または「daemon」のいずれかがあるユーザを監視します。

    <UserSet>
    <include disabled="true"/>
    </UserSet>

  • Group: ユーザのgroup属性に対する、ワイルドカード一致。この監視はUNIXシステムにのみ適用できます。次の例は、プライマリグループに「user」または「daemon」のいずれかがあるユーザを監視します。

    <UserSet>
    <include group="users"/>
    <include group="daemon"/>
    </UserSet>

  • LockedOut: ユーザのlockedOut属性に対する、trueまたはfalse一致。
  • PasswordHasExpired: ユーザのpasswordHasExpired属性に対する、trueまたはfalse一致。
  • PasswordNeverExpires: ユーザのpasswordNeverExpires属性に対する、trueまたはfalse一致。