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複数のノードでのDeep Security Managerの実行

Deep Security Managerを1台のサーバで実行する代わりに、Deep Security Managerを複数のサーバ (「ノード」) にインストールし、これらを1つの共有データベースに接続できます。これにより、以下が向上します。

  • 信頼性
  • 可用性
  • スケーラビリティ
  • パフォーマンス

任意のノードにログインでき、各ノードは全種類のタスクを実行できます。あるノードが他のノードよりも重要ということはありません。1つのノードでエラーが発生してもサービスのダウンタイムは発生せず、データ損失も生じません。Deep Security Managerは、すべてのオンラインノードによって実行される分散プール内で、複数の同時アクティビティを処理します。ユーザ入力によって発生するものでないアクティビティはすべてジョブとしてパッケージされ、利用可能な任意のManager上で実行されます。ただし、キャッシュのクリアなど、各ノードで実行される一部の「ローカル」ジョブは例外です。

各ノードでは同じバージョンのDeep Security Managerソフトウェアを実行する必要があります。アップグレードするときは、アップグレードする最初のManagerがすべてのタスクを一時的に引き継ぎ、他のノードをシャットダウンします。[管理]→[システム情報] にある [システムのアクティビティ] エリアの [アクティビティグラフ付きネットワークマップ] では、その他のノードのステータスが「オフライン」になり、アップグレードが必要であることが示されます。アップグレードするとノードは自動的にオンラインに戻り、処理を再開します。

ノードを追加する

1つのサーバノードにDeep SecurityManagerをインストールしたら、別のサーバで再びインストーラを実行します。プロンプトが表示されたら、最初のノードと同じデータベースに接続します。

インストーラのインスタンスを複数同時に実行しないでください。データベースの破損など、予期しない結果につながる可能性があります。
同じタイムゾーンを使用するように各Managerノードのシステム時計を設定します。データベースも同じタイムゾーンを使用する必要があります。タイムゾーンが異なる場合は、「Managerの時刻が非同期」エラーが発生します。

ノードを削除する

サーバを削除したり置き換えたりするには、最初にDeep Security Managerノードのプールから削除する必要があります。

  1. 削除するノードでサービスを停止するか、Deep Security Managerをアンインストールします。

    ステータスが「オフライン」になる必要があります。

  2. 別のノードでDeep Security Managerにログインします。
  3. [管理]→[Managerノード] に移動します。
  4. 削除するノードをダブルクリックします。

    ノードの [プロパティ] 画面が表示されます。

  5. [オプション] エリアで [廃止] をクリックします。

ノードのステータスを表示する

すべてのDeep Security Managerノードとそのステータスを処理中のアクティビティおよびジョブと組み合わせて表示するには、[管理]→[システム情報] に移動します。 ドロップダウンメニューから、表示するグラフを選択します。

アクティビティグラフ付きネットワークマップ

[システムのアクティビティ] エリアの [アクティビティグラフ付きネットワークマップ] には、インストール済みのすべてのManagerノードとその現在のステータスのマップ、および過去1時間以内の関連アクティビティが表示されます。ノードには、次の状態があります。

  • オンライン
  • オフライン
  • オフライン (アップグレードが必要)
すべてのDeep Security Managerノードが、他のすべてのノードの状態を定期的に確認します。Managerノードはネットワーク接続が3分を超えて失われているとオフラインと判断されます。このノードのタスクは残りのノードが引き受けます。

ノード別ジョブ

このグラフは、過去1時間以内に実行されたジョブの数をノード別に表示します。

種類別ジョブ

このグラフは、過去1時間以内に実行されたジョブを種類別に表示します。

ノードおよび種類別ジョブの総数

このグラフは、過去1時間以内に実行されたジョブをノードごとの種類別に表示します。