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セキュリティアップデートの取得と配布
Deep Security環境は、潜在的な脅威を特定するために使用されるセキュリティアップデートによって常に最新状態を維持する必要があります。
セキュリティアップデートには次の2種類があります。
- パターンファイルアップデートは不正プログラム対策モジュールで使用されます。
- ルールアップデートは次のモジュールによって使用されます。
- ファイアウォール
- 侵入防御
- 変更監視
- セキュリティログ監視
Trend Microは新しいルールアップデートを毎週火曜日にリリースし、新しい脅威が検出されたときは追加のアップデートをリリースします。最新のアップデートに関する詳細については、トレンドマイクロのセキュリティ情報を参照してください。
セキュリティアップデートを設定するには、次の手順を実行する必要があります。
- セキュリティアップデート元および設定を指定する
- 不正プログラム対策エンジンのアップデートを設定する
- Relay有効化済みAgentをRelayグループにグループ化し、AgentおよびApplianceにRelayグループを割り当て、セキュリティアップデートおよびソフトウェアアップデートのRelay設定を指定する(Relayによるセキュリティとソフトウェアのアップデートの配布を参照)
- セキュリティアップデートを実行する
- Special case:オフライン環境におけるRelay有効化済みAgentでのアップデートを設定する
いつでも、セキュリティアップデートのステータスを確認することができます。
セキュリティアップデート元および設定を指定する
- [管理]→[システム設定]→[アップデート] の順に選択します。
- [セキュリティアップデート元] を設定します。初期設定では、アップデート元はインターネット経由でアクセスするトレンドマイクロのアップデートサーバに設定されています。トレンドマイクロサポートセンターから別途指示があった場合を除き、初期設定をそのまま使用してください。その他のアップデート元がある場合は、そのURLを [その他のアップデート元] ボックスに「http://」または「https://」から入力します。
- [セカンダリのアップデート元] でパターンファイルアップデートを設定します。通常、AgentはRelay有効化済みAgentに接続してセキュリティアップデートを取得します。しかし、Deep Security ManagerまたはRelayとの通信が常時確保されていないローミングするコンピュータにAgentがインストールされている場合は、[Relayに接続できない場合、セキュリティアップデート元からの直接ダウンロードをAgent/Applianceに許可] を選択すると、Relayグループを使用できない場合に、上記の手順で指定したアップデート元を使用するようにAgentを設定できます。
- 通常は、Deep Security ManagerがAgentまたはApplianceにパターンファイルアップデートのダウンロードを指示します。[Deep Security Managerにアクセスできない場合、セキュリティアップデートの自動ダウンロードをAgent/Applianceに許可] を選択すると、AgentがDeep Security Managerと通信できない場合にも、設定済みのアップデート元からアップデートをダウンロードします。
コンピュータがManagerにアクセスできず、近くに利用できるサポートサービスがない場合に、問題を含んでいる可能性のあるセキュリティアップデートを導入するというリスクを冒したくないときは、コンピュータでこのオプションの選択を解除することができます。
- トレンドマイクロでは、定期的にDeep Securityルールのアップデートを配信しています。[新しいルールアップデートを自動的にポリシーに適用] の設定では、ルールアップデートをDeep Securityのポリシーに自動的に適用するかどうかを決定します。このオプションを選択しない場合は、[管理]→[アップデート]→[セキュリティ] 画面で [ルールをポリシーに適用] ボタンをクリックし、ダウンロードしたルールアップデートをポリシーに手動で適用する必要があります。この設定をオフにしている場合は、新しいセキュリティアップデートはダウンロードされるのみで、Managerには適用されません。適用するには、[管理]→[アップデート]→[セキュリティアップデート] で、[すべてのルールアップデートを表示] を開いて手動で適用を実行します。初期設定では、ポリシーに対する変更は自動的に適用されます。この動作を変更するには、コンピュータエディタまたはポリシーエディタYou can change these settings for a policy or for a specific computer. To change the settings for a policy, go to the Polices page and double-click the policy that you want to edit (or select the policy and click Details). To change the settings for a computer, go to the Computers page and double-click the computer that you want to edit (or select the computer and click Details).で [設定]→[一般] 画面を開き、[ポリシーの変更をすぐに送信] エリアの [ポリシーの変更をコンピュータに自動的に送信] 設定を変更します。
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セキュリティアップデートの実行命令が送信された後、その命令が実行されない場合にアラートが発令されるまでの期間を設定できます。[管理]→[システム設定]→[アラート] をクリックし、[次の期間を超えてアップデートが行われなかった場合にアラートを発令] の値を変更します。
不正プログラム対策エンジンのアップデートを設定する
セキュリティ保護を強化するために、不正プログラム対策エンジンのアップデートを自動化することもできます。デフォルトでは、この設定は無効になっていて、[コンピュータの詳細]→[アップデート]→[高度な脅威検索エンジン] の [最新版] セクションで「なし」と表示されます。
不正プログラム対策エンジンのアップデートを有効にするには
- [コンピュータ] または [ポリシー] に移動し、アップデートするコンピュータまたはポリシーをダブルクリックします。
- [設定]→[検索エンジンアップデート] の順に選択します。[不正プログラム対策エンジンを自動的にアップデートする] の横にあるドロップダウンメニューから [はい] を選択します。
セキュリティアップデートを実行する
セキュリティアップデートをチェックするには、定期的にチェックを実行する「セキュリティアップデートの確認」予約タスクを設定することをお勧めします。詳細については、Deep Security予約タスクの設定を参照してください。
手動でセキュリティアップデートを開始することもできます。
- 特定のAgentでセキュリティアップデートを実行するには、[コンピュータ] に移動して、Agentを選択し、右クリックして[処理]→[セキュリティアップデートのダウンロード] を選択します。
Special case:オフライン環境におけるRelay有効化済みAgentでのアップデートを設定する
一般的な環境では、少なくとも1つのRelay有効化済みAgentを設定し、トレンドマイクロのアップデートサーバからアップデートをダウンロードするように設定できます。残りのAgentやApplianceは、このRelay有効化済みAgentに接続してアップデートをダウンロードします。ただし、Relay有効化済みAgentがインターネット経由でアップデートサーバに接続できない場合は、非武装地帯 (DMZ) でセキュリティアップデートを取得してからオフラインのRelayにコピーできるようにRelayを設定する必要があります。詳細については、インターネットにアクセスできない エージェントを設定するを参照してください。
セキュリティアップデートのステータスを確認する
[セキュリティアップデートの概要] 画面 ([管理]→[アップデート]→[セキュリティ]) には、セキュリティアップデートの状態が表示されます。
- トレンドマイクロのアップデートサーバ: Relayがトレンドマイクロのアップデートサーバに接続して、最新のセキュリティアップデートの有無を確認できるかどうかが表示されます。
- Deep Security: 最後に成功した確認とダウンロードがいつ行われたかと、次回に予定されている確認がいつ行われるかが表示されます。
[すべてのRelayは同じコンポーネントを保持しています] では、すべてのRelayが前回正常にダウンロードされたパターンファイルアップデートを配布していることが示されます。最新でない場合、通常はトレンドマイクロのアップデートサーバと通信できないことが原因です。これは、Relayが意図的に「オフライン環境」にあり、手動でアップデートする必要があるか、またはネットワーク接続に問題があることを示しています。同期されていないRelayがある場合は、そのRelayへのリンクが表示されます。
- コンピュータ: Relayに格納されているパターンファイルアップデートと比較して、すべてのコンピュータが最新であるかどうかを示します。[パターンファイルをコンピュータに送信] をクリックすると、すべてのコンピュータが割り当てられたRelayから最新のパターンファイルアップデートを取得します。
パターンファイルアップデートの詳細を確認する
[管理]→[アップデート]→[セキュリティ]→[パターンファイル] 画面には、パターンファイルアップデートを構成するコンポーネントのリストが表示されます。このページは、Deep Securityに有効なRelayがある場合のみ表示されます。
- コンポーネント: アップデートコンポーネントの種類。
- 対象: このコンポーネントの対象となるDeep Security製品。
- プラットフォーム: アップデート対象のOS。
- 現在のバージョン: 現在トレンドマイクロからDeep Securityにダウンロード済みであり、RelayおよびDeep Security Managerによって配布されるアップデート内のコンポーネントのバージョン。
- 前回のアップデート: 現在ダウンロードされているセキュリティアップデートをトレンドマイクロから取得した日付。
ルールアップデートの詳細を確認する
[管理]→[アップデート]→[セキュリティ]→[ルール] 画面では、Deep Security Managerのデータベースにダウンロードされた、侵入防御、変更監視、およびセキュリティログ監視の最新ルールのリストを表示します。
この画面からは次の処理を実行できます。
- ルールアップデートの詳細を表示する: ルールアップデートを選択して [表示] をクリックすると、アップデートに含まれる特定のルールのリストなどの詳細が表示されます。
- ルールアップデートをロールバックする: お使いの環境で最新のルールアップデートに問題が発生した場合、以前のルールアップデートにロールバックできます。以前のアップデートにロールバックすると、ロールバックの影響を受けるすべてのポリシーが、そのポリシーを使用しているすべてのコンピュータ上でアップデートされます。ロールバックするルールアップデートを選択し、[ロールバック] をクリックします。Deep Security Managerによって生じる変更の概要が生成されるため、ロールバックを確定する前に変更内容を確認できます。
- 現在のルールセットを再適用する: ルールアップデートが適用されていることを示します。Deep Securityによって保護されているコンピュータにルールアップデートを再適用するには、ルールアップデートを右クリックして [再適用] をクリックします。
- ルールアップデートをインポートする: ルールアップデートは、「セキュリティアップデートの確認」予約タスクの実行時、または [管理]→[アップデート]→[セキュリティ] 画面で [アップデートを確認してダウンロード] をクリックしたときに、Deep Securityに自動的にインポートされます。ルールアップデートを手動でインポートする必要があるのは、インストール時にトレンドマイクロのアップデートサーバに接続できなかったか、サポートプロバイダから指示された場合のみです。
- ルールアップデートをエクスポートする: サポート担当者から別途指示があった場合を除き、通常の状況下では、ルールアップデートをエクスポートする必要はありません。
- ルールアップデートを削除する: [削除] をクリックすると、選択したルールアップデートがDeep Security Managerデータベースから削除されます。
Deep Security Managerのデータベースに保持するルールアップデートの個数は、[管理]→[システム設定]→[ストレージ] タブで設定できます。
コンピュータでRelay機能が有効になっている場合、コンピュータエディタの [セキュリティのアップデート] 画面には、AgentおよびApplianceにRelayが現在配布中のコンポーネントが表示されます。コンピュータで不正プログラム対策モジュールが有効になっている場合は、コンピュータでローカルで有効なパターンファイルも表示されます。また、この画面からセキュリティアップデートをダウンロードしたりロールバックしたりすることもできます。