ポリシーで使用するディレクトリリストの作成

ディレクトリリストは、ディレクトリの再利用可能なリストです。

メイン画面から、次のことを実行できます。

  • 新しいディレクトリリスト () を作成する
  • [ファイルからインポート] で、XMLファイルから検索ディレクトリリストをインポートする
  • 既存のディレクトリリストのプロパティを確認または変更する ()
  • 既存のディレクトリリストを複製 (および変更) する ()
  • ディレクトリリストを削除する ()
  • 1つ以上のディレクトリリストをXMLファイルまたはCSVファイルにエクスポートする () ([エクスポート] ボタンをクリックして対象をすべてエクスポートするか、リストから選択して、選択または表示された対象のみをエクスポートする)
  • [列の追加/削除] をクリックして列を追加または削除 () する。列の表示順序は、列を表示する位置にドラッグして変更できます。一覧表示されたアイテムは、列の内容でソートおよび検索できます。

[新規] () または [プロパティ] () をクリックして、[ディレクトリリストのプロパティ] 画面を表示します。

ディレクトリリストのプロパティ

一般情報

ディレクトリリストの名前と説明。

ディレクトリ

リストに追加するディレクトリを入力します。1行ごとにディレクトリを1つのみ入力してください。

サポートされている形式

対象ディレクトリの設定では、WindowsとLinuxの両方の命名規則をサポートするため、スラッシュ (/) とバックスラッシュ (\) の区別はありません。

次の表に、ディレクトリリストの定義に使用できる構文を示します。

ディレクトリ 形式 説明
ディレクトリ DIRECTORY 指定したディレクトリとそのすべてのサブディレクトリにあるファイルをすべて含めます。 C:\Program Files\
「Program Files」ディレクトリとそのすべてのサブディレクトリにあるファイルをすべて含めます。
ネットワークリソース \\NETWORK RESOURCE 対象コンピュータのネットワークリソースに含まれている、コンピュータ上のファイルを含めます。 \\12.34.56.78 \
\\some-comp-name \
IPアドレスまたはホスト名を使用して識別されたネットワークリソース(およびそのサブフォルダ)のすべてのファイルが含まれます。
\\12.34.56.78 \ somefolder \
\\some-comp-name \ somefolder \
IPアドレスまたはホスト名を使用して識別されたネットワークリソース上の「somefolder」フォルダ内のすべてのファイルとそのサブフォルダを含めます。
ワイルドカード (*) を使用したディレクトリ DIRECTORY\*\ 任意のサブディレクトリ名を持つすべてのサブディレクトリを含めます。ただし、指定したディレクトリにあるファイルは含めません。 C:\abc\*\
「abc」のすべてのサブディレクトリにあるファイルをすべて含めます。ただし、「abc」ディレクトリにあるファイルは含めません。

C:\abc\wx*z\
対象:
C:\abc\wxz\
C:\abc\wx123z\
対象外:
C:\abc\wxz
C:\abc\wx123z

C:\abc\*wx\
対象:
C:\abc\wx\
C:\abc\123wx\
対象外:
C:\abc\wx
C:\abc\123wx
ワイルドカード (*) を使用したディレクトリ DIRECTORY\* 名前が一致する任意のサブディレクトリを含めます。ただし、そのディレクトリにあるファイルおよび任意のサブディレクトリは含めません。 C:\abc\*
対象:
C:\abc\
C:\abc\1
C:\abc\123
対象外:
C:\abc
C:\abc\123\
C:\abc\123\456
C:\abx\
C:\xyz\

C:\abc\*wx
対象:
C:\abc\wx
C:\abc\123wx
対象外:
C:\abc\wx\
C:\abc\123wx\

C:\abc\wx*z
対象:
C:\abc\wxz
C:\abc\wx123z
対象外:
C:\abc\wxz\
C:\abc\wx123z\

C:\abc\wx*
対象:
C:\abc\wx
C:\abc\wx\
C:\abc\wx12
C:\abc\wx12\345\
C:\abc\wxz\
対象外:
C:\abc\wx123z\
環境変数 ${ENV VAR} ${ENV VAR} の形式を使用した環境変数で定義されるすべてのファイルおよびサブディレクトリを含めます。Virtual Applianceの場合は、環境変数の値のペアをポリシーエディタまたはコンピュータエディタの [設定]→[一般]→[環境変数のオーバーライド] で定義する必要があります。 ${windir}
変数が「c:\windows」に変換された場合、「c:\windows」とそのすべてのサブディレクトリにあるファイルをすべて含めます。
コメント DIRECTORY #コメント 対象の定義にコメントを追加できます。 c:\abc #abcディレクトリを含めます

割り当て対象

[割り当て対象] タブには、このディレクトリリストを使用するルールが一覧表示されています。ルール名をクリックして [プロパティ] 画面を表示します。